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知っているようでたぶん知らない

yuinyan20090313
 
忙しいんですよ、不本意ながら(・ω・)

 
仕方ないので、ビミョウにお仕事関連ということで簡単に「特許の書き方」みたいなことを紹介してみましょうかねー。以前、特許のハナシをしたときには「めんどくせぇ」で終わったと思いますので。といっても僕もまだ2件しか書いたことがないのでエラそうなことは言えないんですが… ただ業務内容的なアレで、読んだ(斜め読み含む)特許文献の数は1000近いと思いますので、フツーの「2件書いたヒト」に比べれば少しだけマシかもしれません。
 
で、特許の書き方ですが、特許を書くときにまず最初にすることは? 特許を読むことですね。
 
これは全然変なことじゃなくて、自分が書こうと思った特許を他の誰かが既に出しているかもしれませんから。いや、知らないで出して「もうあるよ」と特許事務所のヒトに言われるだけならまだいいんです。これが企業間のアレで「オレらの技術を勝手に使ってたわけ?」となったら大変です。ので、特許庁のホームページや、特許検索ソフトを使ってこう、フツーにネットで検索するみたいにキーワードを入れて検索、抽出します。このとき読む数は(もちろん9割以上は「要約」だけ読むのですが)100~300件くらいです。
 
次にすることは、読んだ特許の中で自分が書こうと思った内容に一番近いものを1つ、抜き出します。これは何のためかといいますと、いわゆる「叩き台」にするんですね。特許というのは新奇性(目新しさ)や進歩性(従来技術に対する優位さ)がないと認められないんですけど、新奇性で攻めるのはよっぽどの素晴らしいアイデアじゃないと難しいのです。なのでほとんどの場合の狙いは進歩性なのですが、このときに「従来技術(特開200X-XXXX)では○○だったが、△△という問題があった、そこで本発明では~」となるとハナシの流れ的に上手くいきやすいんですね。
 
で、ようやく特許の明細書(説明文みたいなヤツ)を書き始めるわけですが、ここからは人それぞれの流儀といいますか、やりやすい方法があると思うんですけど… 僕の場合はやっぱり、まず最初に図を作ります。というのも、説明文を書いているうちにだんだん自分の頭の中がこんがらがって「あれ? これってどうだったっけ?」となることが非っ常によくあるんですね。そこで図(構成図とかフローチャートとか)があるとアイデアを確認しながら説明文を書くことができるので、途中でハナシが発散していくことを回避しやすくなります。
 
明細書の中には「実施例」という、実際にその発明をするにはどうしたらいいか? みたいなことを詳細に書く部分があるのですが、これは最低でも2つは載せた方がいいでしょう。しかしここで注意しなくてはいけないことがありまして、それは実施例2は実施例1に比べて「さらにイイ!」というヤツじゃなきゃダメということです。同じ結果が得られる方法で、実施例1でもできるし、実施例2のようにしてもできるよ、というのはダメなんですね。これがですね、誤解しやすいところでもあり、一番難しいところでもあり。「やり方」なんて、普通は1つしか考えつきませんよね(苦笑
 
最後に「請求項」英語でいえば「クレーム」というのを書きます。これは「□□と××とを備え、◇◇という特徴を持つ~」みたいな文章をずらーっと箇条書きにするモノでして、これが特許の本体ということになります。ちなみにこの請求項を読んだことがあるヒトはわかると思うのですが、ここでいわゆる「特許語」が使われます。一見すると「なんじゃそりゃ?」という言い回しですね。よくあるパターンとしては「~と、」という文章を延々とつなげていくという、英語でいうところの「~,~,~,and ~.」を無理やり日本語にした感じの「わざとわかりにくくしてね?」という… 請求項の部分は英語特許の方が読みやすいくらいです。
 
ざっとこんなもん… って長っ!(( ̄ロ ̄;)
 
こうして書いた明細書は会社内の知的財産なんちゃら~みたいな部署に持っていって、何回か往復しながら「これってどゆこと?」みたいなおかしい部分を直しつつ、最終的には特許事務所の方に渡って清書(というのか?)してもらうことになります。たまに事務所から問い合わせの電話がきたりするのですが、これがまた、書いた特許の内容を忘れた頃にかかってきたりして焦ります。
 
…とまぁ はい。こんな感じで、やっております。
 
おやすみん((( _ _).zZ

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