twitter

Fダクト

f120100618
 
マクラーレン:2戦連続1-2フィニッシュ (F1カナダGP)
 
週刊「AUTO SPORT」6月17日号で、いわゆる「Fダクト」(「ストール・ウィング」または「ブロウン・リア・ウィング」といったりもする)について丁寧に解説がなされていました。まーもう、目からウロコとはこのこと! 感動しました(笑
 
さすがにその記事のデッド・コピーはできませんけど…

 
「AUTO SPORT」に載っている図を示せば一発でわかるのですが、それは控えておきまして… まず普通の状態のリアウイングがどういうふうに働いているかというと、ウイングの裏側(下側)を、ウイングの傾斜(キャンバー)に沿って上方に抜けていく空気の流れがいわゆるダウンフォースとなって、マシンを地面に押し付ける働きをしています。
 
そう、「裏側」ですよ? かくいう僕もF1観戦歴18年だというのに、恥ずかしながらこのことを知ったのはつい最近のことです(苦笑
 
ウイングは立てれば立てるほど(キャンバーをキツくすればするほど)ダウンフォースが強くなるかといえばそう簡単なハナシではなく、あまりにキツイ角度がつくと空気の流れがウイングから離れてしまう「剥離」現象が起こってしまい、上方に抜けてほしい空気の一部が後方に流れてしまうのだそうです。そこでF1マシンのリアウイングは2枚(レギュレーションで決まっている)の羽を使い、メインウイングと、メインウイングに沿って流れる空気の剥離を防ぐための、整流用のサブウイングからなる構成として、できるだけ多くのダウンフォースが得られるように工夫されています。
 
と、ここで問題の「Fダクト」です。
 
これは、マクラーレンのマシンがわかりやすいのですが、コックピット前方(ノーズのちょい上)に小さなダクト(穴)がありますよね? ちょっと飛び出た。そこから取り入れた空気はモノコック内→シャークフィン→中空リアウイングという導風路をたどり、最終的にはリアウイング裏に排出されます。そう、それによって普段は整流してウイングに沿わせている空気をわざと剥離させ、ダウンフォース、ひいては空気抵抗(ドラッグ)を減らす働きをするのがこのデバイスです。ちなみに「Fダクト」という名称は、このダクトの開閉をはじめ、ドライバーがFoot=足(ヒザといわれているけど「K」ではない)を使って操作していたことに由来するといわれています。
 
そんなこんなでウイング角度を変えることなくダウンフォースレベルを調整できるという、恐るべき新兵器「Fダクト」ですが、来シーズンには早くも禁止されることが決定しています。なんというか… マクラーレンに追従してやり始めたチームの開発者は、やる気なくすでしょうね。あと数戦しか使わないと決まっているなんて、モチベーション下がりますよね絶対…
 
それでも勝つためには、やらなきゃならんのです。
 
F1は、世界最高峰のテクノロジーの戦いでもあるのですから。

comment

trackback

http://gtmk2.blog80.fc2.com/tb.php/2136-e2f0e3f2

prevtopnext

recent

comment

link

category

archive

profile

powered by FC2