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最初で最後のチャンス

f120100927
 
フェラーリ:アロンソが2戦連続ポールトゥウィン (F1シンガポールGP)
レッドブル:優勝逃すも2-3フィニッシュ (F1シンガポールGP)
 
どんなスポーツにも言えることですが、調子の良いときに勝つことはそれほど難しいことではありません。問題は調子の悪いときにどうするか? 来シーズン、ポスティングシステムでのメジャーリーグ移籍が確実といわれる日ハムのダルビッシュが4年連続防御率1点台という、現代野球では考えられない驚異的記録を打ち立てたのはなぜか? そういうことです。
 
先週末、マーク・ウェバーの状態は最悪だったといえるでしょう。マシントラブルのマッサを除けば、コンストラクターズ3強の中で最下位の予選5位。下馬評ではポール確実と見られたマシン(実際にはアロンソが神がかった走りでポール獲得)を持ちながら、シリーズランキングトップとしてあるまじき失態。しかも、シンガポールのマリーナ・ベイ市街地コースは「抜けない」サーキット…
 
この3位は、勝ちに等しい。

 
ルイス・ハミルトンは、知らなかったのかもしれません。本当に死に物狂いで走る人間の強さを。あの瞬間、マクラーレンはレッドブルの半車身、いや4分の3は前に出ていたかもしれません。普通なら、それだけ前に出られた状態でコーナーに進入する場合は下手に抵抗せず、早めにブレーキングを開始して(接触を避け)相手を前に行かせます。そう、普通なら。誰がどう見ても、もう勝負はついている… 俺が前に出た! その気持ちはよくわかります。
 
ですが「彼」にとっては、「まだ4分の1車身は並んでいる」のです。そしてこのような場合に早めにブレーキングを開始する、すなわち勝負を諦めなければならないというルールはありません。並んでいるのですから。もちろん、アウト側のマシンに1車線以上のラインを融通する必要はありますが…
 
マクラーレンのイン側には1車線以上のスペースはありませんでした。しかし、そこにはレッドブルのマシンがいました。ただそれだけのことです。今までは、同じような場面では相手が白旗を挙げていたのでしょう。しかし、今回の相手は絶対に引きません。引くはずがなかった。
 
2010年、F1世界選手権。最もチャンピオンになりたい気持ちが強いのは… マーク・ウェバーだと、僕は確信しています。

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