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Sebastian Vettel

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最終戦ブラジルGPが終わってから、ライコネンの復帰報道以外はすっかり放置状態だったF1ネタですが、ここらで2011年シーズンの総まとめをしておこうかと思われ… と、そのブラジルGPはある意味最終戦に相応しい「穏やかな」レースというか、ギヤボックストラブルを抱えたベッテルがウェバーにトップを譲ってウェバーが初優勝。同じくギヤボックストラブル(より重症だった)のハミルトンはマッサとの「最終決戦」を棄権。我々にとっての見どころといえば、可夢偉の完全復活だけだったかと思います。
 
ではでは、総まとめ&来季の展望(・ω・)ノ

 
 

どこまで続く? レッドブル王朝
 
今年もドライバーズ、コンストラクターズの両タイトルを獲得。さらにその得点差は昨年より開いたことで見かけ上はものすごい圧勝のようですが、実は2番手だったマクラーレンとのマシンパフォーマンスの差は、特に後半戦においてはほとんどなかったように思います。
 
これはよく言われますように、もしレッドブルのマシンがそれほど圧倒的に速いのであれば、もっと1-2フィニッシュのレースが多かったはずですし、ベッテルが勝てなかったレースのいくつかでウェバーが勝っていたはず、というところから来ています。
 
結局のところ、今年に関していえば、速いのはレッドブルRB7ではなくベッテルだった、ということです。2009年の大幅レギュレーション変更から4年目を迎える来季はマクラーレン、フェラーリ、それにメルセデスも加えた「F1ビッグ4」の残り3チーム全てが非常に熟成された、それこそレッドブルに匹敵する戦闘力を持ったマシンを開幕から用意してくると考えられます。しかし、ことドライバーの「速さ」に関していえば現在のベッテルに勝つのは本当に難しい。それくらいベッテルは凄い。
 
レッドブルRB8は、ライバルに比べて圧倒的に速いクルマである必要はないでしょう。壊れにくく、同程度の速さを持っていさえすればいい…
 
続くのはレッドブル王朝ではなく、ベッテル王朝だと思います。
 
 
可夢偉の2年目
 
2010年が雨のち晴れだったとすれば、今年は快晴のち大雨のちくもり。
 
資金の乏しい典型的な中堅チームだった昨年のザウバーから、今年はペレス加入によるメキシコマネーによってだいぶマシになると言われていました。その通り、開幕からの快進撃は本当に素晴らしいものでした、が… いかにも「お人好し」という感じのペーター・ザウバー代表らしいというか、イギリスGP前後の「ブローディフューザー論争」における上位チーム間の政治的駆け引きの流れを読み切れなかったことを機に長い長いトンネルへ…
 
最終的に、禁止されたのはオフスロットルブローイングの効果を増強する「予選用エンジンマッピング」だけで、オフスロットルブローイングそのものは合法に。イギリスGPの段階で開発中止の決断を下したザウバーチームはこの段階で他チームより一歩も二歩も後退することになりました。
 
そんなどん底状態のシーズン後半にあって、鈴鹿での予選Q3進出、そしてラスト2戦のポイント獲得は本当に大きかった。トップチームへの移籍という可夢偉自身、そして日本のファンの悲願こそ大きく遠のいてしまいましたが、来年以降もF1でやっていける。そう確信させてくれる内容でした。
 
ザウバーが抱える2人のドライバー、可夢偉とペレスは中堅チームの中ではぶっちぎりにハイレベルです。来季は今季のような政治的失敗さえなければ間違いなく今季以上の結果を得られるでしょう。
 
可夢偉には、どこかひとつでいいから表彰台に上がってもらいたい!
 
 
ピレリ、KERS、DRS
 
シーズンが始まった当初は酷評したピレリタイヤですが、後半は良くなった… というよりは見ている方が慣れてしまいました。レース後半、コース上に散乱する無数のバカでかいタイヤカスにも「まぁ こんなもんじゃない?」みたいな。
 
僕はいまだにピレリが言っている「初めから狙ってこういうタイヤにした」というのを信じていません。ブリヂストンと同じレベルの安定して速いタイムを刻めるタイヤを作れと言っても技術的に無理だから、苦肉の策としてやってみたことが結果的に成功した。ただそれだけのことだと思います。逆に、今ピレリがやっていることは、BSはもちろんミシュランなど他のタイヤメーカーも比較的簡単に実現できるはずです。というわけで、ピレリが素晴らしいタイヤを作ったと言われるのは非常にムカつく。でも結果オーライ。
 
KERSの復活、そしてDRSの導入は素晴らしかったです。こちらもシーズン当初は(特にDRSについて)否定的な立場でしたが、なんだかんだで面白かった。運営側としても「オーバーテイクが簡単になりすぎないように」かなり考えてDRSゾーンを設定したようで、もちろん失敗もありましたが、とにかくレースをエキサイティングにしてくれたことは間違いないです。
 
そして個人的には、もっと良かったのが予選。「どこでも使える」ということは逆に「使えないところでは使えない」わけで、ここで各チームのマシン、ドライバーの限界が見えました。コーナー入口でどこまで閉めずに我慢できるか? 出口でどれだけ早く開けられるか? そもそも開けっぱなしでイケルかどうか? 鈴鹿の130Rなんか典型的な例ですけど。今年の予選は見ていて楽しかったー!
 
それに比べるとやっぱりKERSは地味ですね。これについては、使っているかどうかを外から見てわかるようにランプを点けるとかしてくれたらもっと面白くなると思います。
 
 
おわりに
 
今シーズンは早くにチャンピオンシップの行方が決まってしまい、あまり興味を持てなかったというヒトも多かったかと思いますが、それはもうなんていうか… すごくもったいないことをしたなーと思います。F1というのはシーズン通しての戦いもありますが、その前にまずは1戦1戦、誰が勝つか? どんなことが起こるのか? ワクワクドキドキできるのが面白いところでもあるわけで、そういう意味で今年のピレリ&DRSは最高の「楽しさ倍増ツール」でした。
 
選手寿命そのものが伸びたことで、F1は今、旧世代から世代交代しないまま新世代のドライバーが入り混じって熱い戦いを繰り広げるという、歴史上類を見ない時代に突入しています。これはスゴイですよ来シーズンはワールドチャンピオン経験者が6人! 同時に! 走りますよ!!
 
見なきゃ損( ゜Д゜)カッ

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